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今月行ったサンフランシスコでコリン・パウエル前国務長官の講演を聴くことが出来ました。スピーチのお手本のような見事な講演でした。 http://www.atmarkit.co.jp/news/200610/19/powell.html ホストの方の「私がワシントンDCの中学校にPCを寄与したときエレベータがなく、PCを搬入できないとコリン・パウエル氏に電話で話したら、当日学校には海兵隊が来ていた!」という紹介エピソードで登場したコリン・パウエル氏の講演は、感動とユーモアと強い意志が感じられた秀逸のものでした。 コリンパウエル氏は両親がジャマイカ出身で、本人がこの日語った訳ではないですが、本人も人種差別に随分あったようで、入店を断られたりと辛い思いをしたこともあったようです。それだけに「ブラジル人の留学生がアメリカにやっていてレストランで食事をしたとき、思いのほか料金が高くて手持ちのお金で払えなかった。そのとき店長が”アメリカにきて良かったと思ってブラジルに帰って欲しい”と行って、料金をタダにしたという話を聞いて、感激した。」とか、「ニューヨークでホットドッグを買ったとき、売り子が自分をコリンパウエルだとと気付いたら”自分は移民だが入国を認めてもらって大変感謝している。ホットドッグ代は受け取れない”と言ってもらって嬉しかった。」という話には迫力があり感動させられました。 ユーモアもありました。ゴルバチョフとの会話ではこんなやりとりがあったそうです。 「パウエルさん、もはやソ連には米国に匹敵するような軍事力はないです。」 「それはこまる。長年ソ連を仮想敵国にして積み上げてきた私のキャリアがムダになってしまいます。もっと軍事力をもってください。」 「いやもうダメです。」(もちろんジョークです。) 小泉前総理との会話の紹介も面白かったです。 「私はベースボールが大好きだ。」 (小泉さん) 「どこのファンか?」 (コリンパウエル) 「ニューヨークヤンキースです。」 「テキサスレンジャーズは?」 「ニューヨークヤンキースが好きだ。私も野球を愛している。」 (テキサスレンジャーズのことは全然知らないようだ。本当に野球がすきなのか?) そのほかにも、 「私はエルベスプレスリーを愛している。彼は私のハートの中で生き続けている。って言って歌を歌い始めるんだよ。」と小泉さんの口調をまねながらユーモアたっぷりで話していました。 イラクの話もしていました。「テロには断固として立ち向かわなくてはならない」と話されたときは会場は大拍手でした。(こういうときにUnited States of Americaって感じます!) ただコリンパウエル氏は「イラクの平和を心より望んでおり、個人的は米軍は撤退の準備に入るべき」という自論を話されておりました。このあたりはブッシュ大統領やラムズフェルド国防長官とは主観の相違があったようですね。 http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/post_15.html コリン・パウエル氏は生粋の軍人です。本人がこの日語った訳ではないですが、ベトナム戦争でも辛い戦争の現場を経験しているそうです。それだけにコリン・パウエル氏の言う「平和」という言葉には重みがあります。(日本で図書館育ちのお嬢様政治家がいう”平和”とは格が違いすぎます。) 講演は2時間くらいでしたでしょうか。英語は全部クリアにわかった訳ではないんですが、それでも飽きずに聴き入ることが出来ました。ご本人とは50mくらいの距離でしたので、圧倒されるというかオーラを感じましたね〜やっぱり。なにより感心なのは、原稿もカンペーも見ずに2時間、すこしもつかえることなく、よどみなく、ゆったりと綺麗な英語の言葉を使って、ユーモアたっぷりに話されたことで、かつ内容が感動的なことでした。そういっちゃナンですが、クリントンさんやブッシュさんよりもクラスは上じゃないでしょうか? 現代のキング牧師やケネディ大統領並みのスピーチだったと私は思ってます。 登場も退場もスタンディングオベーションでした。「リーダーとはモチベーションはもとよりインスピレーションを与えなくてはならない」と語ってました。インスピレーションとは何かをやろうという気持ちを起こさせる力ですよね。まさにそれを実践した講演でした。ホントウに国民から尊敬されているリーダーですね! <コリン・パウエルの自戒>http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/pauerururu.htm 1.何事も思っているほどは悪くない。朝になれば状況は良くなっている。 2.まず怒れ、そしてその怒りを乗り越えよ。 3.自分の地位とエゴを同化させてはならない。でないと、立場が悪くなったとき、自分も一緒に落ちていく。 4.やればできる。 5.選択には細心の注意を払え。それが現実になるかもしれない。 6.良い決断をしたら、それをくじくような事実にも挫折してはならない。 7.誰かのかわりに選択することはできない。誰かに自分の選択をさせるべきではない。 8.小さいことを検証(チェック=点検)せよ。 9.成果(手柄)を独り占めするな。 10.常に冷静に、かつ親切であれ。 11.ビジョン(将来の見通し。未来像)をもち、自分に対してより多くを求めよ。 12.恐怖心にかられて悲観論者のいうことに耳を傾けるな。 13.常に楽観的であれば、力は何倍にもなる。 http://www.heatwave-toys.com/datafiles/legend/powell-00.shtml |
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