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マスターズ甲子園を目指した練習試合に向かうまだ薄暗い早朝の電車の中で一気に読みました。 まえがきに、こう書かれています。 「なんで大学のセンセイがそんなことをやっているわけ?」 これだけでグッと来た。きっとこの感覚はいくら説明しても奥さんにはわかってもらえないと思う。 私も日曜日に朝5;00に起きて、まだ寝ている家族を起こさないようにそっと家を出て5;30の電車に乗って千葉から埼玉まで2時間かけて遠くの野球場に向かっている。 さらに言えば、1ヶ月前硬式野球のグローブを買って、スパイクを買って、昨日はユニフォームまで買ってきた。奥さんから見たら「40歳すぎたおじさんがなにやっているの?」という感じかもしれない。 「なんで?」と聞かれても「好き だからだよ、野球が。」としか答えようがない。だからわかってもらえないのも無理もない。。。 幼稚園のときから三度の飯より野球が好きで野原を駆けまわり、初めて親に買ってもらったグローブを大事に枕の横に置いて寝て、小学校から公式戦をやってきた体験があり、甲子園を目指した高校時代があり、夢破れてチームメートと一緒に泣いた夏があり、そういう体験を経て、、、だから「好き だから、、」なんだ。 だから、まえがきで「マスターズ甲子園」の発起人である長ヶ原さん(41歳)が大学教授の仕事をしながらボランティアで準備をし、阪神甲子園球場の予約や資金繰り(借りるのに350万円。しかも予約はいっぱい)に駆け回ったりして、傍からみたら「なんで大学のセンセイが?」と聞かれて「好きだからです、野球が」とだけ答えていると聞いてグッと来た。http://pregio.jp/masters_koshien/thinking.html *以下ネタバレになりますが。。。詳しくは是非本を買って読んでみてください。 長ヶ原さんは自分自身もマスターズ甲子園の予選に母校のOBと出場したが、敗退して、ベンチで号泣したという。その後、鹿児島代表になった加治木高校OBより、こんな言葉が届いたという。 来年は予選にはでないつもりです。一校でも多くわれわれのようにマスターズ甲子園の舞台に立って貴重な経験をしてもらいたいと思うからです。だから来年はウチが裏方のお手伝いをしようかと思っているんです。鹿児島大会では長ヶ原さんの関係もあって、鶴丸高校さんに裏方をずっとやってもらっているんです。大変だと思いますよ。だから来年はウチが裏方でがんばりますから、鶴丸さんには野球に集中して、是非予選を突破してもらいたいと思ってます。 「仕事を辞めて野球だけやりたいですね」と47歳の外科医さんが語っている。気持ちはよくわかる。 広島工業のエピソードはすごい。 県立広島工業は強豪校で大所帯のため3年間で一度も試合用のユニフォームを着れない選手も少なくないそうで、彼らのことを白い練習用のユニフォームにちなんで白虎隊と呼ぶそうです。マスターズでは甲子園出場組と白虎隊とが半分半分。甲子園組だからこそ、マスターズでは裏方に回り、白虎隊OBの盛り上げ役に徹している方もいる。そしてマスターズの甲子園での開幕式、県立広島工業の入場行進が三塁側にさしかかったとき、盛り上げ隊が白虎隊OBのために掲げた横断幕は「今、叶う!野球白虎の永き夢」 重松氏は「これがマスターズ甲子園だ」と言う。 本の中に豊富に収録されている写真もまた秀逸。 http://www.masterskoshien.com/index2.html 2008_050 |
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