『ジェフ・ベゾス 果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者』を読んで、、、

amazonのジェフ・ベゾスCEOはやっぱり本が好きのようです。

『ビジョナリーカンパニー』も愛読書のひとつのようで、著者ジム・コリンズ氏を招いて「アマゾンにとっての”弾み車”はなにか?」(=良い循環をもたらすための回す続けるべき強みはなにか?)について、勉強会をしたといいます。

それが「顧客第一志向」であり、「The Everthing Store」(この本の原題)であり、「テクノロジー志向」だったということです。

徹底した「顧客第一志向」は購買者の商品スコアリング&レビュー、配送料無料、キンドルでの安値提供などとある意味出版社やメーカーなどの供給者を苦境に立たせるぐらい徹底したものですし、本だけでなく電気製品やアパレル、貴金属、日用雑貨までアマゾンで「The Everthing Store」として提供するようになったことで競合はウォルマートやコストコになりました。

また「テクノロジー志向」はOne Click特許からはじまり、Amazon Web Servicesを生みだし、この影響はクラウドを世の中に一気に普及させただけでなくコンピュータメーカーの機器販売の事業に大きな打撃を与えるほどのものでした。(これはベゾスの愛読書のひとつであるクリステンセンの『イノベーションのジレンマ』の影響かもしれません)

そうしてアマゾンは「偉大な企業への飛躍は、結果を見ればどれほど劇的なものであっても、一挙に達成されることはない。たった一つの決定的な行動もなければ、壮大な計画もなければ、起死回生の技術革新もなければ、一回限りの幸運もなければ、奇跡の瞬間もない。逆に、巨大で重い弾み車をひとつの方向に回し続けるのに似ている。ひたすら回し続けていると、少しずつ勢いがついていき、やがて考えられないほど回転が速くなる。」(『ビジョナリーカンパニー2-飛躍の法則』より抜粋)となっていきました。

ただ最初から決まったストリーがあったかといえばそうでもなくって、たとえば

アマゾンをはじめた当初大きな倉庫がないときは本の注文が入ってから出版社に発注するというやり方だったそうですが、その際出版社は10冊単位での発注を要求したそうです。その通りやってしまっては在庫が増えると思ったベゾスは「受注した1冊以外の本はわざと在庫切れの本を発注して、手元に届くのは受注している1冊だけ」というやり方をしていたそうです。

結構戦略的とだけでなく、一方では機転とかずるがしこさみたいなものがビジネスには必須だということなのかもしれませんね。



ジェフ・ベゾス 果てなき野望
日経BP社
ブラッド・ストーン

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